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| ■ 「石州半紙」、ユネスコ無形文化遺産登録へ |
文化庁は30日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が無形文化遺産保護条約に基づき、2009年に初めて作成する世界の代表的な無形文化遺産のリストに、日本からの第一弾として、千三百年の歴史を持つ浜田市の「石州半紙(ばんし)」など、14件の登録を提案すると発表した。後世に伝える世界的な文化財として認知されることで、波及効果が期待される。
同条約は97ヵ国で締約。大田市の石見銀山遺跡などの「世界遺産」とは異なり、登録の可否を決める厳密な審査はなく、既にユネスコから「傑作宣言」を受け、登録が内定した「能楽」など、3件と合わせ、来年9月のユネスコ政府間委員会で、17件の登録が正式決定する見通しという。
石州半紙づくりは、8世紀に現在の島根県西部の石見地方で始まり、折り曲げても、ちぎれない強靭(きょうじん)さが特長。江戸時代に、大坂商人が半紙大の紙を帳簿用として重用し、その名が広まったとされる。
1969年4月には、工芸技術分野として最も早く、国の重要無形文化財に指定され、浜田市三隅町の石州半紙技術者会(川平正男会長)が伝統技術を継承している。
半紙の原料には、地元産の楮(こうぞ)を使用。今も、障子紙や文化財のふすまやびょうぶなどの修復に使われている。
川平会長は「選定は喜ばしいが、大変なことでもあり、驚いている。原料の減少や後継者問題など、課題も多いだけに、それぞれが技、個性を磨き、価値を継承できるよう努めたい」と話した。
| ■ 浜田港−ウラジオストク間、 ロシア社が隔週運航へ |
ロシアの海運会社、FESCO(フェスコ、ウラジオストク)は25日、島根県浜田港とウラジオストク港を結ぶ新規航路を開設する。当面、隔週で両港を結び中古車やコンテナを運ぶ計画。将来は毎週の配船を目指す。
環日本海の各自治体はロシアへの航路開設に動いているが、活発な中古車貿易が一足早い実現を後押しした。
使用する船舶は、自動車が自走で乗り込める「ロールオン・ロールオフ」船。中古車を運ぶほかコンテナ貨物も輸送可能で、地元関係者によると同便を使い岡山県の企業がロシア貿易を計画しているという。
第一便として、約9500tのフェスコ所有船が25日に入港し、翌日に出発予定。今後は浜田−ウラジオストク間で国内外の港に寄る可能性もある。
浜田港の2007年の貿易額は約204億円。うち中古車輸出が55%を占める。浜田港振興会によると、現段階でウラジオストクに直航するコンテナサービスを持つ航路はほかにないという。
環日本海では新潟、鳥取県などがロシアへの航路開設に動いているが燃料費高騰などで実現していない。秋田は定期航路を年内に開設する覚書をロシア側と交わしている。
| ■ 浜田港入港の外国貿易船通算7000隻に・・・日韓航路の開設以降急増 |
浜田港の外国貿易船入港隻数が18日、7000隻に達し、記念のセレモニーがあった。 同港は1896年、開港外貿易港に指定された。外国貿易船の入隻数は1971年、3000隻を突破。2001年、同港と韓国・釜山港を結ぶ定期コンテナ航路が開設されてからは、入隻数が急増。04年、6000隻に達していた。
現在、定期コンテナ船のほか中古車運搬船などが入港。経済成長が続くロシアや中国など対岸諸国との海の玄関口として重要な役割を果たしている。
7000隻目として入港したのは韓国の船会社が運航する定期コンテナ船「HAN PO号」(3096t)。福井埠頭で浜田港振興会などの関係者が同船の鄭光成船長に記念品を贈った。
| ■ 江津に地元産品販売の複合施設「舞乃市」オープン |
コンビニエンスストアやレストラン、物産店が入る複合商業施設「舞乃市・in江津」が8日、江津市後地町の国道9号沿いにオープンした。石見銀山遺跡の観光客の利便性向上や地元産品の販売拠点として期待される。
江津市や松江市でホテルやガソリンスタンドを経営する浅利観光(江津市浅利町)が運営。総事業費は三億三千万円。約三万平方bの敷地に直営のコンビニエンスストア、レストラン、物産店、ガソリンスタンド(四月にオープン)を整備した。
コンビニエンスストア、ガソリンスタンド、物産店の一部は24時間営業。物産店では、石見焼や食料品などの特産品を販売し、レストランでも地元の農産物を扱い地域色を出す。AED(自動体外式除細動器)も配備する予定で、災害時の避難場所としての利用も想定している。
複合商業施設の隣接地には、2010年春のオープンを目指して、国が道の駅、江津市が農林水産物直売所を整備する。
| ■ 昨年度の浜田道利用増150万台 |
浜田自動車道の2007年度の利用実績が、150万11600台に上り、1991年の開通以来、2番目の多さとなったことが分かった。水族館アクアス、石見銀山の世界遺産登録効果に加え、浜田市旭町の刑務所建設に伴う工事車両の出入りが通行量を底上げした。江津道路は2003年の開通後、最多だった。
浜田自動車道の昨年度の一日平均の利用は、4103台で、前年比10%の増。アクアスがオープンした2000年度に次ぐ水準だった。
西日本高速道路中国支社浜田管理事務所によると、夏から秋の伸びは、石見銀山や、全国CMで話題になったアクアスのバブルリング効果と分析。増加の著しい三月は、旭インターチェンジ(IC)の利用が前年比154%の大幅増だったため「島根あさひ社会復帰促進センター」の工事の影響と考えられる。三月は、スキー客が利用する瑞穂ICも68%増加した。
江津道路の実績は72万7800台。一日平均は、前年比12%増の1989台。浜田東ICの利用が多く、最寄りのアクアスが目的とみられる。4日に浜田市内で開かれた中国横断広島浜田自動車道利用促進同盟会(会長・宇津徹男浜田市長)の総会で報告された。
| ■ 島根あさひ社会復帰促進センター、10月開所へ建物完成 |
浜田市旭町に10月開所する刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」の建物が30日、完成した。7月から建物検査に入り、刑務官などは8月から順次着任する。受刑者は10月から4半期ごとに500人を収容。2009年9月末には最大収容数の2千人となる。
同日、受刑者収容棟などが並ぶU工区の建設が終わり、5月末に完成したI工区を含め全施設の整備がほぼ完了した。
建設地は敷地面積約32万平方b。浜田自動車道が区切る形で二つの工区に分かれる。I工区には6棟の職員宿舎や、受刑者が育成にかかわる中四国地方で初の盲導犬訓練施設などがある。本体工事は昨年6月着手。ピークは4月下旬から5月上旬で作業員2700人が従事した。
国の職員は第一陣となる55人が8月に、9月には58人が着任予定。09年1月時点で130人となる。
I工区にある子育て支援施設は認定子ども園として09年4月に開所。先立つ8月から8ヵ月間は子育て親子の交流の場として活用する。
| ■ [石見銀山情報] 石見銀山観光電気バスで・・・客急増で環境に配慮 |
世界遺産に登録された島根県大田市の石見銀山遺跡で観光客が急増し、路線バスの排ガスや騒音が問題になっている。登録の決め手は自然への配慮だったため、市は本年度中に環境に優しい電気バス導入を目指す。
公開されている坑道「龍源寺間歩」は2007年度の入場者数が06年度の約4倍の約39万人に急増。観光客は3・5`離れた駐車場から徒歩か路線バスで移動する。路線バスはそれまでの1台では対応できず、最近は一度に2、3台を運行。住民から排ガスや騒音の苦情が出るように。
地元自治会の山下幸弘会長(70)は昨年末、遺跡付近の路線バス廃止を市に要望。「排ガスで窓を開けられない日もある。自然への配慮が石見銀山のキーワードなのに」と訴える。住民の声に、市は駐車場と遺跡を結ぶ路線バスを廃止し、ほぼ同じルートで、電気バスをシャトルバスとして走らせる方針を固めた。
| ■ 大田・サンドミュージアム・・・入館者150万人達成 |
琴ケ浜の鳴り砂にちなみ、世界最大の一年計砂時計「砂暦」を展示する大田市仁摩町の仁摩サンドミュージアムで28日、入館者150万人達成記念セレモニーがあり、飯南町下赤名の会社員倉橋直之さん(26)と記代さん(26)夫婦に記念品が贈られた。 記代さんが、同館などを舞台にラブストーリーを描いた人気漫画「砂時計」を読み、映画「砂時計」も鑑賞。訪れてみたいと初めて入館し、150万人目と告げられた。
二人は竹腰創一市長に祝福されてくす玉を割り、館を運営するシルバーランド振興事業団の原勝正理事長から、映画で主役を演じた女優の松下直緒さんと夏帆さんのサイン入り砂時計などを贈られた。記代さんは「映画は方言などで親しみが持てた。砂時計は料理などに使います」と話した。
同館は、ふるさと創生事業で一年計砂時計を制作し1991年3月に開館。テレビドラマの「砂時計」が全国放送され昨年4月から入場者が増加。石見銀山遺跡の世界遺産登録効果もあり、来館者は2006年度の5万583人から、07年度は10万4294人に倍増した。
| ■ 江の川高校、「石見智翠館高校」に改称 |
江津市渡津町の江の川高校を経営する学校法人・江の川学園(宗近博邦理事長)は31日、来年4月から校名を「石見智翠館(いわみちすいかん)高校」に改めるとともに、東京理科大学との提携や付属中学開設を目指す新しい経営方針を発表したり、野球部で県外出身者に枠を設けるなど、「地域のための高校」を強調している。
同学園は生徒数の減少などで経営が悪化し、同市の財政支援を受ける一方、3月に理事会の顔ぶれを一新。宗近理事長と久保田喜市常務理事らが同校で記者会見した。 目指すべき学校像として「石見地域の人材育成のための中核高校」を掲げ、大学進学に力を傾注。2002年に開設され、難関大合格者を生んでいる同校の進学コース「智翠館コース」のブランドを生かし、改称する。
学校法人・東京理科大と提携し、山口東京理科大(山口県山陽小野田市)と交流協力協定を6月にも結ぶ見通し。推薦枠を30人程度確保し、理工系人材を育てる。また、難関大進学には中高一貫教育が不可欠として、付属中学の2011年開設を検討している。
同校はこれまで県外出身者が体育コースで9割以上、全体でも約半数を占めたが、新高校では野球部員の上限を各学年20人とし、うち県外出身者を各学年10人までとするなど、県内の中学生を集める。
コースは仮称で▽智翠館▽総合▽理系特別▽スポーツの四つ。理系特別は山口東京理科大に原則進学し、スポーツはラグビー、野球、サッカーに絞る。今春の新入生は96人だが、来春は160人を目標としている。
| ■ 江津西部・発電風車の建設進む |
島根県企業局が江津市西部で進める「江津高野山風力発電所」建設事業は、11月の営業運転開始を目指して現在までに風車6墓が完成、6月中旬には残る3基の設置が完了する。26日、報道機関向けの見学会が現地であった。
同事業は、二宮町などの東西約3`、標高191−257bの高野山一帯に、支柱高80b、羽根直径90bの国内最大級の風車を9基建設。年間約3千8百万kw時を発電する。総事業費は64億円。昨年6月に着工後、基礎工事などを経て、4月中旬から風車の設置が始まった。ドイツから輸入し、江津港に置いている風車部材を深夜、建設場所に輸送。現地で組み立て、一週間に一基ずつ設置している。
一方、江津市東部の海岸線に、民間の江津ウインドパワーが風車11基を建設する「江津東ウインドファーム風力発電所」は8月以降、本体建設に着手。フィンランドでの発電機の製造が遅れたため、当初より10ヵ月遅れの12月に完成する見通しとなっている。
いずれの発電所も電力は中国電力に売電する。中国電力は本年度下期から買電量に上限を設けるが、両発電所は契約済みで影響はない。
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